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発熱するマイナー魂

隠れた名作の発掘が生きがい。サブカル作品の感想とIT技術メモ中心のブログです。

90年代前半が小学生の,僕の心に深く残った映画作品


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一番最初に観た映画は覚えていないけれど,一番最初に心に残った映画は覚えている.それは『REX 恐竜物語』という映画だ.


『REX 恐竜物語』は主人公である安達祐実がレックスと名づけられた恐竜と交流を深めていくという内容である.子供心ながら「恐竜はどこかにいるかもしれない」と本気で信じて,恐竜の卵の化石っぽいのを大切にしていた(今思うとそれはただの石).その頃にもう一つ『Coo/遠い海から来たクー』という恐竜の映画があったのだが, この2つの恐竜映画がすごく面白かった.たぶん,この二つの映画から映画好きが始まったと思う.


そして,この頃にもう一つ『水の旅人』という手乗りサイズの侍と子供との交流映画があった.おそらく,この頃からSFが好きが続いていると感じる.けれど,『ゴジラ』とか『ウルトラマン』などの特撮にはあんまり興味が湧かなかった.なんか敵が現れて倒して終わりというありきたりなパターンが嫌いだったんだと思う. けれど,そのありきたりなパターンでもアクション映画は好きだった.ジャッキー・チェンのアクション映画が特に好きだった.ジャッキー・チェンを真似て崖から自転車で跳躍したりもした.


一番最初にパンフレットを買ったのもこの頃だった.『クリフハンガー』というシルベスタ・スタローン主演のアクション映画のパンフレットを買った.肉体派アクション映画のパンフレットを買う小学生ってどうなんだろうかと思うが,クリフハンガーはたしかにおもしろかった.最初のシーンで標高の高い所から手を離して落ちていくシーンがずっと頭の中に強く残っている.このシーンはどうやって撮影したんだろうと悩んでたりしてた.アクションシーンも雪崩,はしご,ヘリコプターなど,なんか組み合わせがおもしろかった.


小学生の時はとにかくアクション映画が好きだった.好きだったアクション映画の俳優とタイトルを列挙していくと以下の通りである.

ジャッキー・チェン
『ポリス・ストーリー』『シティハンター』『酔拳2』『プロジェクトA2』『レッド・ブロンクス

アーノルド・シュワルツェネッガー
ターミネーター』『ターミネーター2』『プレデター』『トータル・リコール』『ラスト・アクション・ヒーロー』 『トゥルーライズ

シルベスタ・スタローン:
ランボー』『クリフハンガー』『デモシリョンマン』『スペシャリスト』『デイライト』

キアヌ・リーブス
『スピード』『チェーン・リアクション』

ブルース・ウィルス
『ダイハード』『ダイハード2』『ダイハード3』

などなど.小学生の頃は前半はジャッキー・チェン,スティーブン・セガールサモ・ハン・キンポのカンフー系アクションが好きだった.後半になるにつれ,銃撃戦や爆発系のアクションを好むようになった.とくに爆発系のアクションが好きで,もっと規模のでかい爆発シーンのある映画はないものかと模索していた.その中で,『インデペンデンス・デイ』『チェーン・リアクション』『スペシャリスト』の爆発シーンは忘れられない.


爆発はでかいほど面白いと思っていたけれど,それに加えて知的なゲーム要素が加わるとさらに面白いことに気づいた.この位置づけに当たるのが『スピード』と『ダイハード3』であり,とくに『スピード』が大好きだった.うまい具合にトラブルが発生し続けるシチュエーションが素敵だった. 『ダイハード3』は悪質なゲームに巻き込まれながらも必死で立ち向かう姿に男,いや漢を感じる作品だった.マクレーンは不死身だ.


アクションの中では,閉塞的,あるいは危機的な状況を打ち返すような形態が好きでいる.とことん追い込まれた状況度が高いほどドキドキした.特に心に残っている作品は『エイリアン』シリーズであり,シリーズの中では『エイリアン2』の最後のシーンが衝撃的で強く脳裏に残っている.”エイリアン”よりもそのシーンのほうがグロくて恐怖した.


そんな感じで小学生時代はアクション映画ばっかり鑑賞していた.むしろアクション要素が無くては映画を観る気がせず,アクション要素が少ないというイメージが定着していた邦画はあんまり見ていなかった.だが,そんな邦画にもアクション要素ありでかなり印象の強い映画があった.それは『七人のおたく』である.それぞれのオタクが力をあわせて赤ん坊を救うという物語なんだが,なんか飽きさせない展開が好きだった.おそらく,この映画によってオタクに憧れを感じることとなった.


邦画の中で小学生的な好奇心がMAXとなったのは『学校の怪談』シリーズだった.特に『学校の怪談』,『学校の怪談2』が興奮とギャグが絶秒で最高だった.残りの2作は監督が変わったり,学校とあんまり関係無かったりで面白さは少ないと感じたけれど,それでもこのシリーズが4作続くのはすごいと思う.よく頭の中で脳内映画といって映画の構想とかシナリオを作るんだけど,僕の頭の中では『学校の怪談7』まで構想を立てていた.


邦画続きでいくとやはり宮崎アニメが素敵だった.特に『風の谷のナウシカ』と『天空の城ラピュタ』は涙腺が決壊するくらいの感動があった.この2作品の世界観は冒険心みたいなものをすごくくすぶった.ロードショーでかなり周期的に放送しているため,ストーリーを明確に覚えている作品でもある.


洋画の泣く系の感動作品は『ネバーエンディング・ストーリー』『シザー・ハンズ』『レオン』の3作品だ.『ネバーエンディング・ストーリー』は壮大なファンタジーと勇気とが相和していて好き.『シザー・ハンズ』は孤独だけれど一途な想いが重い.そして,『レオン』は男の生き様と成長が心に深く響いた.それら3作品に起因する”冒険心”,”孤独”, ”成長”という漠然なイメージが,僕の道徳心の指標(?)となっている.


”冒険心”を熱くした作品といえば『インディージョーンズ』 と『バック・トゥ・ザ・フューチャー』.『インディージョーンズ』は遺跡を巡るという行動に惹かれた.この映画の影響を受けて,一時期は遺跡にはまった.『バック・トゥ・ザ・フューチャー』はタイムトラベルにすごく憧れた.過去や未来に行ったりきたりの主人公を夢見ていた.


”孤独”を感じる作品というのは,小学生の頃は出会いが少なかった.その中で孤独とは少し違うけれど,闇というイメージが孤独を連想させる『バットマン』 に憧れを感じた.未だに受け継ぐダークヒーロー系のイメージの原型でもある.


そして"成長"を学んだ作品といえば 『ホーム・アローン』と 『スタンド・バイ・ミー』だった.いずれも少年(達)が主人公で,何かに立ち向かう勇気のようなものを感じた.『ホーム・アローン』では知恵と工夫によって大人にも立ち向かえるということにすごく感動した.『スタンド・バイ・ミー』は所々に刺激的なシーンがたくさんあり,大人への道を意識した作品だった.


それらの作品は僕の心に深く残った作品である.そしてさらに,僕の人生を決定づけるほど心に深く残った作品はまだ2つある.それは『セブン』と『新世紀エヴァンゲリオン劇場版』シリーズだ.


『セブン』はキリスト教七つの大罪をもとにした殺人が次々と起こっていく,というミステリーだ.映像センスは抜群であり,世界観も閉塞的でミステリアス,そして内容の衝撃度はやばかった.漠然とした”映画の神秘さ”という形を感じられそうな気がして何度も観返した.映画を俳優ではなく,監督でも選ぶようになったきっかけにもなった.これ以降,僕はミステリーやホラーにはまっていく.


そして,『新世紀エヴァンゲリオン劇場版』シリーズはトラウマになりかけるほどのインパクトだった.詳しくは前に書いたので省略する.ただ,この作品が与えた影響は絶大で,これ以降は着実にオタクの道を進んできたし,これ以降もずっとそうだろうと感じる.人生の目標を与えてくれた作品です.


初心忘るべからずといいます.つらつらと長くて自己満足な文章であったけれど,過去の記憶を引き出して整理したことで,その初心が何だったのかを思い出してきました.その初心を胸に秘め,また前へ進もうと決意する.