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隠れた名作の発掘が生きがい。

きみとぼくの壊れた世界


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西尾維新氏が提供するミステリィ.禁じられた一線らしき何かを踏み越えて,世界は壊れていく.


タイトルから,「主人公に関係する世界がだんだんと壊れていくのだろう」と予測していて,その予測はあながち間違いなく進んだ.しかし,想定外だったのは世界のクオリティとエンディングが素敵すぎることだった.登場人物は原則あるいは行動理念に基づいて世界に挑戦するが,現実は世界に反発されて最悪へと向う.そんな過程が衝撃性をもって楽しめる作品でした.


きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)

きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)