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隠れた名作の発掘が生きがい。

SIerの先輩が発した一言集


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SIerの会社に入って1年が経過しました。 まぁ、振り返って見れば雑用に徹した1年でした。そんな雑用生活の中でしたが、日々先輩の発した言葉を聞いていると、とても関心させられるものが多々ありました。その中でも、特に”SIer”という業種を端的に示した先輩の一言をまとめてみました。


要求設計書とソースコードだけを信じろ
プロジェクトでは、上流から下流にかけて要求仕様、基本設計、機能設計、詳細設計、コーディングなどの工程があり、上流でバグが混入されるとそれが下流に伝播します。そのため、バグかが多く含まれているであろう機能設計や詳細設計は信用せず、要求仕様書と既存のコード(修羅場をくぐり抜けた)を真としてシステムを開発することが大切だとおっしゃられていました。


掘った穴を埋める開発
「システムをAからBに変えたけれど、やっぱり使い勝手が悪いからAに戻して」と言われ、その状況をリーダが一言でまとめました。また、先輩は、「掘った穴を埋めるだけでお金が湧いてくる。なんて不思議!」とのコメントを残しており、この業界の不思議さをひとつ感じることができました。


仕様書を一度読んだだけで理解したとみなされる世界
システムの全体がわかっていない状態で、詳細設計書や機能設計書の一部を修正するような業務に携わったことがありした。その後、そのシステムのテストを突然手伝うことになりましたが、システムの全体が分かっていないために何をしていいのかよく分かりませんでした。そのため、このテストは何をしているのかを先輩に聞いたらなんか怒られた経験があります。「仕様書を少しでも読んだだけで、もうシステムのことが分かってると思われている。それやめて欲しい。」という言葉は別の先輩が言った言葉です。


そんな不思議な世界に足を踏み入れたわけで、まぁこれからもワクワクドキドキです。