発熱するマイナー魂

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「塩の街」 この終末が美しい!


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有川浩さんによるロマンチックSF。世界が終わる瞬間まで、人々は恋をしていた。


塩の街 (角川文庫)

塩の街 (角川文庫)


塩の街」は様々なバージョンが出版されていますが、僕が買った本は大きく2つの部分に分かれていました。前半で涙腺が緩くなって、後半で希望に満たされるという感じです。戦闘機のシーン付近がすごく感動でした。終末という単語からイメージされる絶望、希望を、数名の登場人物にうまく投影させているように感じました。


あと、タイトルのセンスがすごく素敵です。『街中に立ち並び風化していく塩の柱は、もはや何の変哲もないただの景色だ。』とか、もうタイトルだけでその章の結末がどんなものか次々思い浮かんで、読む前からワクワクが止まらない作品でした。