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内容よりもスピード重視で小論文を書く方法


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昇格試験が近々あって、そのためには小論文というものを書かなければならなかったです。A4で3枚とか本当やめて欲しいです。しかし提出しないと後でいろいろ言われそうなので、とりあえず量だけを埋めて提出しました。


文章の内容はどうでもいいので、早く仕上げて提出したいような書類はいろいろとあると思います。そんな書類を書く場面に出会った時、内容よりもスピード重視で書類を書いてしまいたいです。ここではその方法をまとめました。


まずは追い込む
やる気のでない作業は一週間前から取り掛かろうとしてもぜんぜん集中できない性分です。なので思いきって締め切り直前から小論文を書きはじめます。9月28日が締め切りであれば9月27日から取り掛かります。そうすることで危機感が溢れて集中力が高まります。


文章の枠組みを作る
何もないところからいきなり書き始めると、ゴールまでの道筋が見えないので右往左往してしまいます。なので、枠組みをまず作ってしまい、その枠の内容を埋めていくように文章を作成していくことをします。


全体の構成を決める
書くテーマがなんとなく決まったら、『起承転結』、『結起承転』、『序論、本論、結論』などの構成で何が一番しっくりくるかを感覚で決めます。そして、その構成の要素にタイトルを付けます。

テーマ「カレーライスの効率的な食べ方」
(序論) カレーライスを綺麗で効率的に食べるためには
(本論) カレーライスのルーの向きと食べ方の関係
(結論) ルーが手前になるように配置するのが最適


論じたい何かを箇条書きする
要素ごとに書きたい何かを体裁問わずに箇条書きにして、書かなければいけない枠を細分化していきます。本線が大きく脱線しない程度の粒度で細分化するといいと思います。

(本論) カレーライスのルーの向きと食べ方の関係
【仮定】カレーライスのご飯とルーは半々に盛られている。右利きを想定。
(1) カレーライスのルーを自身から見て右向きに配置
 ルーでご飯を押すように食べることになる。
 そのため、食後はルーの残りがお皿全体に広がった状態になって汚さが目立つ。
(2) カレーライスのルーを自身から見て左向きに配置
 食後のお皿は比較的綺麗な状態になる。
しかし、ごはんとルーを左方向へすくうため、すくってから口へ運ぶのにロスがある。
(3) カレーライスのルーを自身から見て上向きに配置
 ごはんとルーを下方向へすくうため、すくってから口へ運ぶロスが少なくなる。
しかし、 ルーをご飯で押すように食べることになるため、食後のお皿は汚さが目立つ。  
(4) カレーライスのルーを自身から見て下向きに配置
 食後はお皿が綺麗で、すくってから口へ運ぶロスが少ない。
 また、カレーのルーを手前にすると、その香りをより楽しめるようになる。


細分化ができたら、あとは箇条書きにした文をうまくかさ増ししながらつないでいく作業です。


文章をかさ増しする
学生のころに書いた論文は、原稿用紙1枚にとにかく情報量を詰め込むことが要求されます。しかし、やる気の出ない小論文は、原稿用紙1枚の内容を2、3枚に増やすように文章をかさ増しして書いていきます。


丁寧な言葉を使う
「・・である。」を避けて「・・であります。」で記述する。文章を丁寧に言おうとすると、文章は長くなる傾向があるのでかさ増しできます。

カレーのルーを手前にすると、その香りをより楽しめるようになる。
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カレーのルーを手前にすると、その香りをより楽しめるようになります。


指示語は具体的に書く
「その」、「あの」などの指示語は、文章が極端に読みにくくならない限りは、書かないようにします。省略しないことがかさ増しにつながります。

カレーのルーを手前にすると、その香りをより楽しめるようになります。
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カレーのルーを手前にすると、カレーのルーの香りをより楽しめるようになります。


基本はこれで終わりです。あとは粛々と辛抱強く書いていきます。今書いている文章には何か意味があると信じて書いていきます。終わったらビールを飲んでぷはーってなることを心の支えにして書いていきます。