発熱するマイナー魂

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『Ergo Proxy』依存関係が崩れたら変化しなければならない


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Ergo Proxy』はディストピアを舞台にしたSFアニメです。システムで管理されたドーム型都市を脱出し、真実を求めて荒涼した世界を旅します。


Ergo Proxy SET1 〈期間限定生産〉 [DVD]

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「人が生きるための鍵となる存在、それがプラクシー。だがそれもすでに失われた。。」


物語は得体の知れないプラクシーという存在を追い求めるような内容です。その謎な存在を追い求める過程も面白いのですが、私としては、依存関係にある片方が失われたときに生じる何かが言及されているようで面白かったです。


たとえば作中にシステムだけが稼働していて人が失われた世界が登場します。従事するものがいなくなっても機能は存在するわけですが、そこには「誰のため」という目的がなく、そこが奇異で素敵でした。存在理由の無い存在というのは止まるという概念と等価であると感じます。


また、キーとなる登場人物は物語のどこかで依存しているものをことごとく失うのですが、その失われた先が面白いです。フラクタルでも感じたことですが、安定や依存が崩れる段階とは変化せざるを得ない段階であって、変化の先を違えると淘汰される運命にあり、そこが連続性の中で一番素敵なところのように思います。


失うことで変化が問われる、『Ergo Proxy』はそんな真理を提示しているような作品でした。あと、どうでもいいけれど、主人公のリルを見るとEvanescenceのFallenを思い出すのは私だけではないはずだ!


Fallen

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