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入社して3年間で11のプロジェクトを転々とした結果


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泣きたくなるくらい技術力がつきませんでした。。広く浅い経験しかできなかったのと重要な仕事に携われなかったことが要因だと感じます。やっぱり入社してしばらくは長期の案件に携わって、コーディングや設計の深い知識を得るべきだと思うわけです。


というわけで、新社会人に警鐘を鳴らすべく、IT系中小企業に入社してすぐ平均3ヶ月周期でプロジェクトを転々とした私の経験則をまとめました。「社会人になってすぐジェネラリストっぽい働き方をしたらこんな現実が待っている」集です。


燃えているプロジェクトに飛ばされやすい
「配属決まってない→じゃああそこのプロジェクトが燃えてるから手伝ってきて」のパターンが多いです。最初の配属先が決まっていなければ、もれなくこのコースを辿ります。


テストばかりやる
プロジェクトには要件定義→設計→製造→テストといった工程がありますが、燃えているプロジェクトに配属されると、製造や設計は立ち上がるのに時間がかかるため、まず1番簡単に出来るテストの要員に回されます。そしてテストが終わる頃にはプロジェクトは収束するため、次の燃えているプロジェクトに飛ばされます。


深い技術が身につかない
燃えているプロジェクト→テストを繰り返していると、設計や製造をやらないため、設計や製造のスキルが全然身につかないわけです。また、あるときはサーバ側、あるときはスマホアプリ、あるときは組み込み系と、様々な方面を浅く経験する程度なので、せっかく覚えた知識も右から左に流れていきます。


休日が取れない
プロジェクトに慣れるまで休みをとってはいけない。というようなことを気にする私のような社畜にとっては、ある程度場に慣れてから休みを取ろうとします。しかし、慣れる前に次のプロジェクトへ飛ばされるので、有給休暇が消化できないです。むしろ燃えているところは振休出勤が多く、振休残が溜まる一方です。


働き始めて最初のころはジェネラリストっぽい働き方にウキウキしていたのですが、今になって思うと、システムエンジニアとして生計を立てていこうと思った時、この期間は空白と等しいように感じます。 最近やっと念願の製造業務をやることができたのですが、コーディングが全然できなくて本当泣きそうになりました。もはや技術者としてやっていく自信がなくなったわけです。


というわけで、社会人の最初は長期プロジェクトに携わるべき、それが持論です。ジェネラリストを目指すなら、ひとつの長期プロジェクトを終えてからの方がいいと思います。


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