スプツニ子!というアーティストの作品が好きなわけです。何かよく分からないけれど、惹かれるものがあるのです。
けれど、その惹かれるものの正体がうまく言葉として表せなかったわけです。「アートとテクノロジーの融合」という魅力的な響きの言葉を、その惹かれるものの正体とみなして今まで納得付けてきたけれど、それもしっくりとはこなかった。けれど、昨日に出版された本を見てビビっときた。タイトルは『はみだす力』。そうか、はみ出しているんだ!
- 作者: スプツニ子!
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2013/11/18
- メディア: 単行本
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アーティストの仕事は、みんなの日常をゆさぶることなのかもしれない。それをきっかけに人の発想が変れば、世界も変る。
科学でできることや合理的なこと、シンプルなことを取捨選択しがちで、そういった型にはまっていることに中々気付けないでいる。魅力的なものというのは、そういった型を否でも応でもはみ出していることを再発見した感じです。そして、その型のはみ出し方がなんとなく感じられる本でもありました。読了後は何か視野が広がった感じがしますぜ。