ウルトラジャンプの幻の名作『2^999(2の999乗)』がKindleストアで発売しとる!しかも『無限登山』『地球貫通トンネル』『ウォーバイター』も含んでいるだと!?
そんなわけで即買いです。ずっと書籍化されるのを願っていました。
『2^999』は「SFはこんなにも自由で良いのだ」ということ教えてくれた漫画です。科学的なことを考えたら何か矛盾を含んでいそうな内容なのですが、それを上回る「SFっぽい何か」がとても良いから良いのです。
例えば『2^999』はじゃんけんで999連勝を目指す話なのですが、そこにダイソン球体が出てきます。なんでダイソン球体が出てくるのかよく分からないのですが、まぁでもダイソン球体って格好いいから良いよね!所々に埋め込まれた「SFっぽい何か」を直球に感じる、そんな世界観がたまらないのです。
- 作者: 八木ナガハル
- 発売日: 2016/03/13
- メディア: Kindle版
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2^999
999連勝って一万人ぐらいでトーナメントを組んでいるの?
じゃんけんで999連勝するために、はたしてどれだけの人が必要か。それを実際に行うという、ありそうでなかった着想が素敵すぎます。その衝撃的な結末を、僕はまだ理解できない。
無限登山
無限に高い山を時速4キロで登ると 無限の時間がかかります
無限に高い山を登って頂上を目指す話です。大気圏を突き抜けて延々と続く山、そこに頂上があるとするならば、そこはどんな空間だろうか。その衝撃的な頂上を、僕はまだ理解できない。
地球貫通トンネル
ただ「落ちる」だけでよい 最も効率の良い運送手段である
地球の中心を通って地球の裏側までいけるトンネルの話です。夢あふれる建造物なのですが、実現するととんでもないことになりそうですね。ただ落ちて世界の裏側にいく行為に熱い何かを感じます。
ウォーバイター
グランデリニアン戦役への戦闘アルバイターを募集しています
アルバイト感覚で戦闘活動を行う話です。遠い星へと送り込まれ、帰還する頃には50年が経っているという設定があり、これが失業者を未来へと先送りするというディストピア感を漂わせていて、いいね。
夏休み
夏休みが終わっても しばらくは学校には戻る気にはならなかった
圧倒的に神がかりな所業を見た時、おそらくは自分の存在価値がとても無意味なもののように感じると思います。それは、自分の今の行いを改めるきっかけにもなるのだろうなー。
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