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『べっちんとまんだら』歪んだ友情がとてももどかしい!


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死民(ゾンビ)が闊歩する杉並区の河川敷で、二人の女子高生が過激なサバゲーを行う漫画が『べっちんとまんだら』です。女子高生の「べっちん」と「まんだら」が協力して(?)死民を退治していきます。


河川敷と聞くと、蚊とか羽虫が湧いているイメージがあって、何かしらの死体がありそうな空気を想像します。そんな不衛生溢れるような空気の中で、「べっちん」と「まんだら」はアブノーマルなことをやったりします。うーん、不衛生フェチほいほいな漫画じゃないだろうか…


読んでみて、二人の関係のいびつさがすごく印象に残りました。たわいのない会話が続いたかと思うと、一転して暴力が振るわれる。それは傍目にみて容赦のない暴力だけれども、いつの間にかまた何事もなかったように二人は寄り添いあう。


これは友情と呼んでよいものなのだろうか。もしこれが友情なのだとしたら、とても歪んでます。


べっちんとまんだら

べっちんとまんだら


ここは あちしだけの場所なんだ…


おそらくは、居場所を守るために奮闘する漫画なのだろうと思いました。誰しもが守りたい領域があって、その領域には誰も近づけたくない。けれど、その領域にお互いがズカズカ侵入してくる。時には自制が効かずについつい過激にやり返してしまう。


きっと「べっちん」と「まんだら」はお互いに近寄りたいように思っている。けれど、近寄り方とか距離感のとり方が分からないから、お互いにやり過ぎてしまう。そんな関係のように思いました。


その関係は見ていて辛いと同時に、もどかしさみたいなものを感じます。けれど、そのもどかしさがとても良いですよ。


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