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『最果てのサイクロプス』さくっと終わる超能力バトルをどうぞ


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ハデな超能力バトルもいいけど、現実に超能力があったなら、そのバトルは地味なんじゃないかな!


『最果てのサイクロプス』はそんな超能力系の漫画です。物語はとある島に超能力達が集められるところから始まります。その島で敵っぽい人が怪しいことをたくらんでいるので、そのたくらみを阻止しようと動きます。


よくありがちな設定ですが、内容は現実的なのが特徴です。超能力バトルは慎ましやかに行われ、無駄に長引いたりせずにさくっと終わります。最終バトルも「えっ、終わったの?」という言葉が思わず出てしまいました。


「あっけない」という言葉がひとつのキーワードになっている気がします。個々人の培ってきた知識や経験は、強力な一撃によってあっけなく無かったものにされる、そんなどうしようもない現実が印象に残りました。


最果てのサイクロプス 1巻

最果てのサイクロプス 1巻


彼は最果ての地で来るべきときを待っている

表紙の子のポーズがかっこいいです。二巻の表紙ではもっとかっこいいポーズをとってます。そんな表紙に惹かれてついつい買っちゃいました。


以下は個性的な登場人物のメモです。

味方系

サイ(黒丸彩:表紙の人)

能力:精神潜水(サイコダイブ)。他者の精神に潜り込む能力。精神遠隔感応(テレパシー)も持っている。

ユキ(サイの妹)

能力:予知夢。邪念を具現化する能力が本来の力?

ケージ(野々村圭示:ダンディーなおじさん)

能力:空間切断(スペースカッター)。空間をずらすことで対象を切り裂く。

ゴロー(岸部五郎:ちょび髭のおじさん)

能力:物体移動(テレキネシス)。サイコロを浮かせられる程度の力。

タナカ(田中一郎:メガネのサラリーマン)

能力:時間停止(タイムストップ)。数秒の時間を止める力。一度使ったら24時間は使えない。

アヤト(辻元綾人:学生)

能力:バリア。

モロタ(路上ミュージシャン

能力:破壊声帯(デストロイ・ボイス)。物体に共鳴し、それらを破壊する。


敵系

トリノ(鳥乃玄蔵:トリノ超能力研究財団の創始者?)

能力:なし

マリコ(トリノの娘)

能力:なし

タデシマ(グラサンの人)

能力:テレキネシス?なんかいろいろできる。

タケシ(キャップを被った子供)

能力:瞬間移動(テレポーテーション)

黒丸景(サイとユキの母)

能力:治療(ヒーリング)


その他系

コバヤシ トリノの過去に出てきた日本兵

能力:ヒーリング?

阿淵年彦(フリーアルバイター

能力:テレキネシス

ユーマ(影山勇馬)

能力:念力で人を殺す能力?

辻元善人(政治家)

能力:なし