映画『君の名は。』、、すごく良かったです!
公開から1ヶ月ほどたってから観に行ったのですが、それにもかかわらず映画館はほぼ満員状態でした。どんだけすごいんだよ、と相当な期待をもって見たら、まぁその期待を軽々と超えていきました。
ストーリーは秀逸ですし、絵は美しすぎですし、次から次へと飽きさせない展開になるしと、なんというか感動の塊を見ているような気分でした。アニメ映画はまだまだ面白くなる、そんな可能性をひしひしと感じたしだいです。
感動の大きいところといえばエンディングですが、このシーンを見てふと新海誠監督の映画『秒速5センチメートル』のことが頭をよぎりました。以下ネタバレ注意です。
『秒速5センチメートル』の終わり方
三部構成の最後「秒速5センチメートル」の終わり方は、定期的に見返したくなるくらい素晴らしい内容です。Wikipediaにはこう書いてありました。
ある日、貴樹が小学生の頃に通った踏切を歩いていると、線路上でひとりの女性とすれ違う。踏切を渡り切った貴樹は女性が明里かと振り返るが、踏切には電車が走っており、電車が通り過ぎるとそこには誰もいなかった。
山崎まさよしさんの名曲「One more time,One more chance」にのせて、二人がすれ違うシーンがとても印象に残ります。行動を間違えなければ一緒に過ごせるような未来があったかもしれない。そんな後悔さが胸に響くような終わり方です。
要約:行動を間違えた→時が経つにつれ青春は思い出に→二人が出会える機会を逃した
『君の名は。』の終わり方
三葉がどうなったか分からないまま数年の月日がたちます。その後、偶然、滝と三葉が階段で出会います。2人はお互いの名前が思い出せないまますれ違おうとしますが、踏みとどまって振り返ります。そして、ワッチャネームと声をかけます。
要約:正しい行動をした→時が経つににつれ青春は思い出に→二人が出会える機会を手に入れた
まとめ
すれ違い、そして振り返るというところに似ているものを感じます。違う点といえば行動を間違えたかどうかだと思います。そして、行動を間違えなかったことによって、『秒速5センチメートル』で成しえなかったことが 『君の名は。』で成就する、そこが素晴らしいと思ったしだいです。
そんなわけで、ただその素晴らしさを伝えたかっただけの記事でした。
- 作者: 新海誠,東宝,コミックス・ウェーブ・フィルム,角川書店
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
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