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発熱するマイナー魂

隠れた名作の発掘が生きがい。サブカル作品の感想とIT技術メモ中心のブログです。

気分が晴れない時に読む漫画『憂鬱くんとサキュバスさん』


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気分が晴れなくて何もしたくない…そんな憂鬱な状況にたびたびなりますよね。


そんな時に「がんばれ」ではなく「がんばったね」と、そっと寄り添ってくれるパートナーって最高だと思うんです。漫画『憂鬱くんとサキュバスさん』に出てくるサキュバスさんが、まさにそんな最高のパートナーと思うわけです。


「憂鬱とサキュバス、この組み合わせがあったか!」と、最初は物珍しさで読んだのですが、サキュバスさんのやさしさが心に響きすぎて、気づけば3、4回読み返しています。なんてやさしくて癒される漫画なんだろう。働くことに疲れた大人達にぴったりな癒し系漫画ではないか!


物語は、過重労働な生活を送る憂鬱くん(憂)の元に性を吸いとろうとサキュバスさん(さくまさん)がやってくるところから始まります。憂鬱くんの姿に見兼ねたサキュバスが、憂鬱くんと同棲し、元気にさせようと頑張ります。


サキュバスものといえばエロい展開のイメージがありますが、この漫画にはそんな展開があまりないです。むしろ、エロいことをしようとして癒されるという斬新な展開を繰り広げています。



1ページ完結のショートストーリー構成となっています。ギャグ系な話が9割、じんわり癒される系の話が1割くらいです。じんわり癒される系の話がすごく良いんです。


例えば第13話の「ええんやで」は、声を殺して泣く憂鬱くんに「ええよ…」と声をかけて包容する話です。気分が落ち着くまでただ寄り添う、そんな優しさが心にじんわりときます。


第44話の「あまのじゃく」の話では、近寄りがたい空気を出している憂鬱くんの元にずかずかと近寄って隣に居座ります。前向きで遠慮のない言動って、できそうでできないですよね。けれど、その言動がいくらか救われるものです。


1巻の描きおろし番外編⑦は、憂鬱くんとサキュバスさんが一緒に映画をみる話です。憂鬱くんの気分がだんだん沈みかけてきますが、サキュバスさんの楽しむ姿に救われます。


見返りなしに寄り添いあえる関係、『憂鬱くんとサキュバスさん』はその素晴らしさを感じる漫画です。