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『ベントラーベントラー』外星人のトラブル対応力がすごい


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日本語の理解できる外星人がいたら、きっと日本人より良い対応をするよ。


地球外星人が地球で暮らせるようになった社会で、ときどき起こる外星人がらみの問題を解決する。そんなSF漫画が野村亮馬さんの『ベントラーベントラー』です。


地球外星人が何か問題を起こしたらその問題は人間が解決しなければならない、そんな先入観がどこかにありました。けれどよくよく考えて見ると、地球外星人のことは地球外星人に尋ねるっていう発想もありますよね。

「地球外より侵入した生物及び漂着物に対する処遇を在地球外星人に仰げ」
これが「ベントラーベントラー」の意味だ


そんなわけで、外星警備課に勤める主人公の「牧原澄子」は外星人の「クタム」の協力を得てさまざまな問題に立ち向かいます。そして、ゆるいつっこみとともに事件を解決していきます。



三巻完結で全21話+書き下ろし。1、2話完結の話が続くような構成です。いろんな外星人や外星人がらみの機械が出てきますが、個人的には「セルマ」を中心とした話が好きです。


セルマは外星人が造った人造人間で、第9話「雑司ヶ谷ガーリーガール」から登場します。セルマはとある任務についていたのですが、それが途中で終わります。そして、新しい指示をもらうために自分を造った製造者を探します。


長い年月を経て、製造者を探しにとある場所に訪れるのですが、これが人造人間の幸せだろうかと思うような終わり方が胸を締め付けます。書き下ろしの「夢みる人造人間」の話なのですが、この内容がすごく良いですね。


変な観点のゆるいつっこみとSFならではの後読感が印象に残る、『ベントラーベントラー』はそんな漫画でした。


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