最近読んだ漫画に何か共通点があるなーって思ったら、サキュバスでした。これは人々(主に男子)が無意識にサキュバスを求めている証拠ではないか!?
そんなわけで(?)、2016年1月現在連載中でサキュバスが登場する漫画を4つ紹介します。
- 憂鬱くんとサキュバスさん
- 亜人ちゃんは語りたい
- 29歳独身中堅冒険者の日常
- 悪魔のメムメムちゃん
- まとめ
最近読んだ漫画に何か共通点があるなーって思ったら、サキュバスでした。これは人々(主に男子)が無意識にサキュバスを求めている証拠ではないか!?
そんなわけで(?)、2016年1月現在連載中でサキュバスが登場する漫画を4つ紹介します。
ファンタジー世界であっても科学技術と産業で人々が生活しているのであれば、そこにスパイが生まれるのは必然です。
科学ファンタジー+スパイの組み合わせが面白い漫画、それが野村亮馬さんの『インコンニウスの城砦』です。この組み合わせ、今まで見なかったなぁ…
舞台は氷期を迎えようとしている星。科学技術によって魔術を制御し、軍事兵器を生み出している世界です。北半球と南半球の人々が赤道地帯の利権を得るために争いを続けている、そんな設定です。
ある一人の少年(カロ)が、南半球の密偵として北半球が開発している「56号移動城砦」に送り込まれます。その城砦の工廠で働きながら、城砦の秘密を調査します。
とにかく世界観がすごく素敵です。探鉱民(ドワフ)や神人(アルブ)がいる神話のような世界にスチームパンクのような要素が溶け込んだ都市が熱いです。
裏には『風の谷のナウシカ』みたいな広大な設定があるのではないかと思います。もったいないと思ったのは、漫画ではその広大な世界の一部しか描かれていないことです。これはぜひ続編を出して欲しい!
スパイといえば、感情を理性で制御して、誰にも悟られないように任務を遂行していく、そんなイメージがあります。実際主人公も感情をあまり表に出さずに黙々と密偵活動を遂行します。
ただ、主人公のカロはまだスパイの経験も少ないような10代くらいの少年です。そして、いくら優秀ではあっても、スパイ活動によってもたらされる犠牲の重さに耐えられるとは限らないです。犠牲に至る過程、それが読む人の心に印象に残るのではないかと思います。
『インコンニウスの城砦』は、ドキドキハラハラというよりも、裏切り裏切られるという世界の残酷さが余韻として残る漫画でした。これからが気になる終わり方なのになぁ…続編を出して欲しい!
著者関連:
minor.hatenablog.com
気分が晴れなくて何もしたくない…そんな憂鬱な状況にたびたびなりますよね。
そんな時に「がんばれ」ではなく「がんばったね」と、そっと寄り添ってくれるパートナーって最高だと思うんです。漫画『憂鬱くんとサキュバスさん』に出てくるサキュバスさんが、まさにそんな最高のパートナーと思うわけです。
「憂鬱とサキュバス、この組み合わせがあったか!」と、最初は物珍しさで読んだのですが、サキュバスさんのやさしさが心に響きすぎて、気づけば3、4回読み返しています。なんてやさしくて癒される漫画なんだろう。働くことに疲れた大人達にぴったりな癒し系漫画ではないか!
物語は、過重労働な生活を送る憂鬱くん(憂)の元に性を吸いとろうとサキュバスさん(さくまさん)がやってくるところから始まります。憂鬱くんの姿に見兼ねたサキュバスが、憂鬱くんと同棲し、元気にさせようと頑張ります。
サキュバスものといえばエロい展開のイメージがありますが、この漫画にはそんな展開があまりないです。むしろ、エロいことをしようとして癒されるという斬新な展開を繰り広げています。
憂鬱くんとサキュバスさん 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
1ページ完結のショートストーリー構成となっています。ギャグ系な話が9割、じんわり癒される系の話が1割くらいです。じんわり癒される系の話がすごく良いんです。
例えば第13話の「ええんやで」は、声を殺して泣く憂鬱くんに「ええよ…」と声をかけて包容する話です。気分が落ち着くまでただ寄り添う、そんな優しさが心にじんわりときます。
第44話の「あまのじゃく」の話では、近寄りがたい空気を出している憂鬱くんの元にずかずかと近寄って隣に居座ります。前向きで遠慮のない言動って、できそうでできないですよね。けれど、その言動がいくらか救われるものです。
1巻の描きおろし番外編⑦は、憂鬱くんとサキュバスさんが一緒に映画をみる話です。憂鬱くんの気分がだんだん沈みかけてきますが、サキュバスさんの楽しむ姿に救われます。
見返りなしに寄り添いあえる関係、『憂鬱くんとサキュバスさん』はその素晴らしさを感じる漫画です。
あけましておめでとうございます。
2016年は95記事書きました。100記事まであと5記事がんばれよ、な去年でしたが、2015年と比べると6倍強の記事投稿です。ちょっとした達成感みたいなものを感じますぜ。
ちょうど良い区切りとして、2016年の記事を振り返ってみます。本当は去年のうちに振り返りたかったんですが、あれです、やる気が出なかったんです。新年の抱負も兼ねて、ここで2016年に印象に残った記事をまとめます。