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『人造救世主 アドルフ・クローン』どうあがいても死ぬよこれ!


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人造救世主シリーズは第三巻の『人造救世主 アドルフ・クローン』でひとつの完結を迎えます。最終巻では、超能力がいっそうの強さを帯びてきて、戦いがますます激しくなっていました。


プロローグのバトルはたった一手ミスすると死ぬ緊張感があり、後半のバトルはどうあがいても死ぬ絶望感がありました。超能力者同士の戦いも熱いですが、超能力を持たない者が知恵と工夫で超能力者に挑む姿にも熱いものがありました。


第一巻:『人造救世主』論理的な超能力バトルが熱い! - マイナー・マイナー
第二巻:『人造救世主 ギニー・ピッグス』実験材料達の淘汰バトルが始まる! - マイナー・マイナー



「救う人間の数は関係ない」ヴォルフは言い切った。「人を救いたいと本気で思ったのなら、すでに君は英雄だ」


「英雄」というのは、個人的な理由で達成した結果がたまたま周りから正義として評価され得る実績となったとき、その人物を称する言葉としてあるものだと思っていました。しかし、気持ちの持ちようだとは思うけれど、自身の納得できる正義を貫いた時、それは自身が自身で認めた「英雄」なのだろうと思います。『人造救世主シリーズ』は主人公が自身で認める正義を一途に貫いた作品でした。


一巻〜三巻のまとめ
(以下ネタバレ多い)

登場人物
【MESSIAHのクローン達(施設からの脱走事件前後)】
※<>はクローン元ですが、推測も含んでいます

二番:癒す人
三番:棘な人
四番:切り刻む人
五番:衝撃波な人
六番:翼が生えた人
七番:凍らせる人
八番:命令しちゃう人
九番:脇腹に枯れ枝な人(ヴォルフ)<アドルフ・ヒトラー
十三番:燃える人(赤鬼丸)<織田信長
十五番:アマゾネスな人(ジーン)<マリリン・モンロー
十六番:念力な人(ウォロン)<諸葛孔明
十七番:炎な人
二十二番:思考読む人(鱗)<北条政子
二十九番:三十三番に殺害される
三十二番:盲点な人(グリゴリ)<イエス・キリスト
三十三番:速い人(葵)<天璋院篤姫
??番3:電気な人(アストン)<アルベルト・アインシュタイン
??番1:幻覚な人(ラピュセル)<ジャンヌ・ダルク
??番2:水中の人(レオン)<レオナルド・ダ・ヴィンチ

【MESSIAHの偉そうな人】
フルーフ:父な人
マネシバウ:教師な人
ヴァンピール:痛いことされる父
ヴント:痛いことされる母
ヘキセ:母な人

【MESSIAHの対抗勢力】
ジョン:フルボッコにされる人
メリー:ハートフルボッコにされる人
マイケル:分断された人
ジョージ:爆発に巻き込まれた人
チャールズ:骨が折れた人
ベティ:撤退しなかった人
ヘレン:撤退したかった人

【MESSIAのその他】
金剛:身長六メートルの人類
クリス:すごいことになる

【その他】
ひとみ:巻き込まれた人
トラウト:ドイツで絶叫する人
ヴェルムート:ドイツで艦長な人


バトルメモ
【一巻】
ヴォルフ vs 赤鬼丸 :燃える
ジョン vs グレゴリ:エグい
メリー vs 葵:もっとエグい
ヴォルフ vs アストン:やりすぎ
ヴォルフ vs 鱗:してやったり

【二巻】
二番、六番、八番(、九番) vs ウォロン:やめてエグい!
三番、五番 vs グリゴリ:裏切り戦
ヴォルフ vs グリゴリ:貧血戦
ひとみ vs 葵:自爆戦
ヴォルフ vs 十五番:不意打ち戦

【三巻】
七番 vs レオン、赤鬼丸:温度戦
八番 vs 葵:最強能力戦
マイケル、ベティ、ジョージ、チャールズ、ヘレン vs 新型戦闘員:消耗戦
ヴォルフ、クリス vs 金剛1:プシャー
ヴォルフ、クリス vs 金剛2:ドロドロー
二番 vs アストン:黒焦げ
九番 vs ジーン:カッチカチ
ヴォルフ、クリス vs 葵:チート
ヴォルフ vs 統括閣下:ラスボス