マイナー・マイナー

隠れた名作の発掘が生きがい。

2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

終末のフール

伊坂幸太郎氏が描く終末.3年後,小惑星の衝突により地球は滅亡する.そんな今を生きる人々の物語. 何事も,終わってから気づくことが多いと感じる.けれど,この小説は終わる前に気づかされる,そんなふうに感じた.明確な終わりが設定されてから始まるス…

マジック(手品)のタネが分かるということ

マジック(手品)が不思議でなくなったのは大きく2つの経験がきっかけだった.1つは森博嗣氏の小説『幻惑の死と使途』を読んだこと,もう一つは目的と手段を意識したことである.この2つに触れたことで,今では大半のマジックのタネが分かるようになった. …

90年代前半が小学生の,僕の心に深く残った映画作品

一番最初に観た映画は覚えていないけれど,一番最初に心に残った映画は覚えている.それは『REX 恐竜物語』という映画だ. 『REX 恐竜物語』は主人公である安達祐実がレックスと名づけられた恐竜と交流を深めていくという内容である.子供心ながら「恐竜はど…