マイナー・マイナー

隠れた名作の発掘が生きがい。

2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

長期記憶できない系小説の究極系『失われた過去と未来の犯罪』

全人類の記憶が10分しかもたない。 この設定さね!小林泰三先生の小説『失われた過去と未来の犯罪』のこのトンデモ設定が熱いです。 物語は、ある日突然に長期記憶できなくなる現象に見舞われるところから始まります。人類はこの現象にどう対処し、そしてど…

恥の多いTOEICを送って来ました

受けてきたよ、第221回 TOEIC! 約2年ぶりの受験です。いやー、出来が悪い。試験が終わると同時に解答用紙を破り捨てたくなったよね。明らかに準備不足です。 そんなわけで、反省の意味を込めて、今回のTOEICのまとめ(ただの落ちこぼれのつぶやき)です。 …

モザイクいっぱい!『臓物大展覧会』

なんてタイトルだ! 小林泰三さんの小説『臓物大展覧会』は上級者向けホラー小説です。ホラーにもいろいろジャンルがありますけど、この小説はタイトルから察する方向のホラーです。 臓物と聞くとそれだけでうわーってなるのですが、生物にとっては大事なも…

『1駅1題 新TOEIC(R) TEST 文法 特急』を5周した結果

苦手なところが分かってきました。ついで自分の記憶力の悪さも! TOEICではリーディング、特に文法が苦手です。高専や大学で文法をサボってきたツケが今になって効いてきてますね。 そんなわけで、『1駅1題 新TOEIC(R) TEST 文法 特急』で文法を勉強です。本…

記憶の不確からしさは追求しない方が良いかも『忌憶』

不確定なものに人は恐怖を感じます。 幽霊とかね。そして、よくよく考えて見ると記憶も不確定なものです。たいていの人は1年前の今日に何をやっていたか、を明確に思い出すことはできないです。 そんな記憶の不確からしさがもたらすホラーを体感できる小説が…

豪華すぎない?SF名手が集まった『BLAME! THE ANTHOLOGY』

九岡望、小川一水、野崎まど、酉島伝法、飛浩隆… 弐瓶勉さんの漫画『BLAME!』のアンソロジー小説『BLAME! THE ANTHOLOGY』を手がけている小説家のリストですが、SF好きであれば見たことのある作者が並んでいると思います。もうね、一目見て思いましたよ。こ…