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隠れた名作の発掘が生きがい。

『そらトびタマシイ』他の命を糧にして生きていく

しばらくぶりに五十嵐大介さんの漫画『そらトびタマシイ』を読みました。全部で6編からなる作品集です。いやー、心に響くものがありますよ。


命を糧にして今の命がある…そんなテーマを感じる作品集です。例えば、表題の「そらトびタマシイ」では食事シーンが細かく描かれるのですが、その描写からは命に感謝する様子が伝わってきます。今の自分は他の命の支えによって生きている…そんなことを思い出させるような物語が楽しめます。


そらトびタマシイ (KCデラックス アフタヌーン)

そらトびタマシイ (KCデラックス アフタヌーン)


以下、各話のあらすじと感想です。

  • 産土 (うぶすな)
  • そらトびタマシイ
  • 熊殺し神盗み太郎の涙
  • すなかけ
  • le pain et le chat (ル パン エ ル シャ)
  • 未だ冬
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【熊野古道】馬越峠を歩いてきました

8/17(金)に馬越峠(まごせとうげ)を歩いてきました。三重県にある熊野古道伊勢路のひとつです。

コース

紀北町側から入り、尾鷲市へ出るルートを辿りました。途中で天狗倉山(てんぐらやま)も登りました。

11:30 馬越峠入口到着

「道の駅 海山」から歩くこと数分、馬越峠の入口に出ました。

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入口

ここからしばらく石畳の道が続きました。

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『第三惑星用心棒』迷走兵器を対処するアンドロイドの物語がすごい

争いの跡が残る大地に、ギターを担いだアンドロイドが降り立つ…


そんな絵を楽しめる漫画が野村亮馬さんの『第三惑星用心棒』です。SFファンを虜にする絵がここにありますよ!

西暦2882年
第三惑星 地球
無政府・無国籍状態


紛争が終わり、紛争に利用された兵器がいまだに残る世界が舞台です。ラフな格好のアンドロイドの用心棒「エルシー(LC610C8)」が各地に残された迷走兵器(ロストボーイ)を対処する…というのが大まかなあらすじです。


緩やかな時間の経過を感じるような絵が魅力的です。社会がひとつの終わりを迎えたような穏やかな世界…そこに降り立って前時代の兵器を対処するアンドロイドの姿にどこか心を打たれます。



第一巻は2話収録されています。以下はその感想です。

第1話「バーナクル」

多足歩行の無人戦車を対処する話です。長年海底にいたためか、無人戦車の表面にはたくさんのフジツボがついているのが特徴です。(バーナクルはフジツボを意味します)


無人戦車の危険を取り払う処理をたんたんと進めていくのですが、この描写が良いんですよ。無人戦車が長年保有していた機能の1つを慣れた手つきで無効化していく…そんなところにせつない何かを感じます。

第2話「ロブスター」

片腕の二足歩行ロボット「ロブスター」を対処する話です。軌道エレベーターのケーブルを切断しようと行動するロボットです。


軌道エレベーターの描写・設定に胸が熱くなります。作者のこだわりを感じる部分だと思います。そして、とある修復作業をたんたんと進めていく描写があるのですが、そのマイペース感がまた良いんですよねー。


野村亮馬さん関連
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500記事公開達成!印象に残っている6記事を振り返ります

ブログを始めて11年…この記事で公開記事の総数が500となりました!


良い機会なので、このあたりで僕のブログに対する考え方を書き記そうと思います。きっと誰の参考にもならないブログ論を語りながら、印象に残っている6記事を振り返ります。

  • 日記みたいなメモは書かない
  • 経験を書く
  • 賞味期限の短い記事は書かない
  • 考察を書く
  • タイトルをよく考える
  • 専門性×経験知が目指すところ
  • まとめ
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独特な管理 / 監視システムが素敵!おすすめのディストピア漫画9選

ディストピア作品が好きです。ディストピアとはユートピアの反対の世界を描いたような物語で、次のような特徴を持つものを言います。*1

  • 管理 / 監視システムが登場する
  • そのシステムによって公平に分配が行き渡っている(ように見える)
  • そのシステムによる絶望や恐怖が描かれている

この記事ではこれらの条件に一致する漫画を紹介します。


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*1:特徴の説明は、はてなキーワードの「ディストピア」を噛み砕きました

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