伊坂幸太郎氏が描く終末.3年後,小惑星の衝突により地球は滅亡する.そんな今を生きる人々の物語.
何事も,終わってから気づくことが多いと感じる.けれど,この小説は終わる前に気づかされる,そんなふうに感じた.明確な終わりが設定されてから始まるストーリィは,人々の心情や人生観をユーモア交じりの直球で伝え,今日を生きることの重みを問いかける.3年後に世界が終わるつもりで今日を生きる,誰かが言ったようなそんな言葉をふと思い出す.
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/04/11
- メディア: Kindle版
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