マイナー・マイナー

隠れた名作の発掘が生きがい。

2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

論理的思考ができない人におすすめ『ロジカル・シンキング Best solution』

論理的思考(ロジカルシンキング)ができなくて、震える… 最近はシステム開発の仕事で要件定義ばっかりやっていますが、要件をうまくまとめられないことに悩んでます。漏れがあったり重複があったり、同じような会話を何度も繰り返して結局結論が出ず…なんて…

漫画版『Ever17』がものすごく良いところで終わる件

そういえば、2017年ってEver17の年じゃないか! というのを2017年が終わる2ヶ月前に気づきました。これに気づけなかったの、ファンとして情けない… 『Ever17 -the out of infinity-』は2002年にKIDから発売されたアドベンチャーゲームです。2017年に存在する…

無職でも生きていけるだけのお金と年齢の関係をざっくり出しました

30歳男性が生涯未婚で80歳まで生きるとしたら、約1億5000万円必要。 そんな記事を見つけて「おおっ!」となっています。30歳で1億5000万円の貯金は難しいけれど、この試算であれば40歳、50歳くらいであればセミリタイアもできるんじゃないか? 気になったの…

『有害都市』表現の自由が規制される…そんな社会になりそうですよね

表現の自由ってなんでしょうね。 そんな疑問を考えさせられる漫画が筒井哲也さんの『有害都市』です。全2巻。 舞台は2020年の東京オリンピックが目前となった日本。不適切と判断されたものを排斥する運動が活発になり始めます。漫画家の主人公はそんな状況下…

構成の巧妙さに身震いする『鏡の中は日曜日』

散りばめられた謎が一気につながる構成って良いですよねー。 構成に魅せられる小説が殊能将之さんの小説『鏡の中は日曜日』です。石動戯作(いするぎぎさく)シリーズの第3作目です。本小説には表題の「鏡の中は日曜日」と「樒 / 榁(しきみ / むろ)」が収…

過激な法律によってもたらされる様々な正義『トリガー』

ある一部の選ばれた人が、拳銃で人を殺めることが許される「射殺許可法」。 そんな法が適用された社会で様々な正義が示される物語が『トリガー』です。板倉俊之さん原作の小説で、漫画版は武村勇治さんが作画をされています。漫画は5巻完結です。 舞台は国王…

『バテリバイス 人間電池と砂の巨像』電力を生み出す人々の住む世界…素敵です

人間が発電する。 そんな世界を描いた漫画が千賀史貴さんと赤岸Kさんの『バテリバイス 人間電池と砂の巨像』です。2巻完結です。 舞台はとある島。そこには王都を中心に四つの「農園」が存在します。農園には体内で電気を生み出して体外に出力することがで…

高円寺の煮干し系ラーメンといえば『煮干し中華そば 麺屋 銀星』

煮干し、大好き! 高円寺で煮干し系のスープを堪能できるラーメン屋さんといえば『煮干し中華そば 麺屋 銀星』です。高円寺駅の南口を出て3分くらいのところに店を構えています。 ラーメンは大きく「煮干し中華そば」と「濃厚煮干し中華そば」の2つがありま…

『食べる!SSL! ―HTTPS環境構築から始めるSSL入門』がおいしい

はてなブログのHTTPS対応が話題になってますね。 HTTPSといえば、今までセキュアな通信くらいの理解しかなかったです。けれど、プライベートでも仕事でも触れる機会が訪れて、これはもっと理解を深めないとまずいという焦りが出てきました。 ちょうどPrime R…

『美濃牛』日本の風土が創り出す牛と迷宮

岐阜県の美濃の牛、そして迷宮… ミノタウロス!?と思ったのが殊能将之さんの小説『美濃牛』です。石動戯作(いするぎぎさく)シリーズの第1作目です。 舞台は岐阜県の架空の村である「暮枝村(くれえだむら)」。その村にある鍾乳洞「亀恩洞(きおんどう)…

改竄は犯罪か…『犯罪王ポポネポ』のタイトルの回文がすごい!

『犯罪王ポポネポ』は小路啓之さん著のクライム×ギャグ漫画です。4巻完結。 ある善良な少年「マルキ」が陰謀に巻き込まれ、凶悪犯も怖がる犯罪王「ポポネポ」と間違われて逮捕されます。そして海上刑務所に収監され、そこで囚人達と暮らすことになる…という…

奇妙な論理好きにおすすめ!小林泰三先生の名作小説30選

小林泰三先生はホラー、SF、ミステリーとさまざまなジャンルの小説を書いています。ジャンルは違っていても、共通して「論理展開」が大きな魅力としてあります。受け入れ難い仮説をさも真実であるかのように説得させられる…そんな論理展開力が癖になります。…