マイナー・マイナー

隠れた名作の発掘が生きがい。

2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『海を見る人』異世界間でも変わらない何かに惹かれます

『海を見る人』は、様々な世界で生きる人々や生命を題材にした短編集です。天と地がひっくり返ったような世界や、時間の進む早さが場所によって異なる世界が登場したりします。SF的な好奇心が燻られます。著者は『玩具修理者』で有名な小林泰三さんです。 7…

『スカル・ブレーカ』ノギさんがヒロインしてる!

『ヴォイド・シェイパ』シリーズの三作目『スカル・ブレーカ(The Skull Breaker)』を読みました。タイトルの邦訳は「頭蓋を破壊する者」みたいな意味です。固定された型を崩すような感性を感じます。 内容は、異なる価値観に触れて、その価値観を取り入れ…

『ブラッド・スクーパ』美しいから強いという原則をひたひたと感じます

正義とか美しさとか強さとか、それらお互いに関連がありそうでなさそうな要素をつないでいくような小説が『ブラッド・スクーパ(The Blood Scooper)』でした。正義だから美しい、美しいから強いというような原則を感じられる作品です。 前作の『ヴォイド・…

『ヴォイド・シェイパ』本質を見出していく過程が素敵すぎる!

「日本の剣士」を想像したとき、平均的な感覚からすれば高尚な修行を行っている姿が頭に浮かんだりします。剣の道には深いところにある本質を浮き彫りにしていく過程があると考えていて、その過程はきっと崇高なものだろうと思います。 そんな過程を楽しめる…