マイナー・マイナー

隠れた名作の発掘が生きがい。

『我らコンタクティ』ロケットにロマンをいっぱい載せています

宇宙にいる誰かに向かってメッセージを送る…そんなロマンを存分に感じることができる物語が森田るいさんの『我らコンタクティ』です。1巻完結の漫画です。


会社員の「椎ノ木カナエ」は、帰り道で幼馴染の「中平かずき」に久しぶりに出会います。そして、かずきにとある工場に案内され、そこでかずきが1人でロケットを開発していることを知ります。


お金になりそう(会社を辞められそう)と思ったカナエは資金調達に向かいます。そして、出資してくれそうな社長をかずきの工場に招待し、製作中のロケットを社長に見せます。そこでかずきは「映画のフィルムと映写機を一緒にロケットで飛ばして宇宙で上映する」という目的を語ります…


表題に含まれる「コンタクティ(contactee)」とは「非接触者」という意味です。物語の途中でこの言葉が使われている意図を知ることができるのですが、それを知った瞬間にロマン度が急上昇します。



純粋な願いを叶えるためにロケットを飛ばすというのはなかなか難しいと思います。ロケットを飛ばすには多額の費用が必要のため、何かしらの金銭的な見返りを求めることが多いと思います。その金銭的な見返りを求めないような目的は、なんというか崇高で素敵に感じます。


ロケットに載せる荷物にはロマンがいっぱい詰まっています。映写機とフィルム、そして映写機を動かすための電力を供給する装置が荷物として積まれます。そして、これらを組み合わせて映画を上映する機械を開発するのですが、その機械の構造がすごく熱いです。


映画を上映するための電力を半永久的に供給したい…そんな課題を解決するアイデアが驚愕でした。そのアイデアを取り入れた機械のデザインは理系心をくすぐるものがあります。すごく格好良くて、読み応えがあります。


また、何気無い挙動のひとつを綺麗に切り取ったようなコマ割りが魅力的です。ときにはシリアスに、ときにはコミカルに描かれる繊細な絵に親近感を感じます。現実的で人間味のあるロマンチックな物語…『我らコンタクティ』はそんな漫画です。

高円寺のタンタンメンといえば『麺処 じもん』

担担麺(タンタンメン)でよい汗をかきたい!


そんなタンタンメンを提供しているお店が『麺処 じもん』です。高円寺駅の南口を出て徒歩3分ほどのところに店を構えています。


麺のメニューは現在「勝浦式タンタンメン」と「まぜそば」の二種類です。特に「勝浦式タンタンメン」はかなり美味しく、そしてよい汗をかきます。

勝浦式タンタンメン 800円


スープにはニラと玉ねぎが大量に入っているのが特徴です。これが辛さをマイルドにさせて旨味を引き出しているように思います。そして花椒(ホアジャオ)という辛味のピリ辛さも良いです。このスープがつるっとした麺に絡んでうまいです。


体質によるものかもしれませんが、食べ終わった後の汗の量がすごいです。軽くランニングしたくらいの発汗量です。食べ終わった後は何かデトックスをした感が残ります。


辛さは調整できます。上の画像は0.5辛(普通)です。そして、辛さのレベルが上がるにつれて赤くなっていきます。辛さを逃がすための半ライスを合わせて頼むのがおすすめ。

辛さの目安

辛さ 説明
0辛。 辛い要素ゼロ。もはや勝タンとは別物。
0.5辛。 苦手な方むけ。「普通」で注文すると この辛さ。
1辛。 1番人気の辛さです。
2辛。 当店オススメですが、非常に辛いです。
3辛。 激辛です。得意な方は是非とも。
神殺し。 有料 100円 です。5辛に相当。特辛よりはマシ。
特辛。 有料 150円 ですが、オススメしません。


僕は辛いのが苦手なので1辛以上は無理ですが、他の訪問客を見ると2辛、3辛が次々に注文されていました。激辛通にはたまらないお店だと思います。

まぜそば 900円


辛さは調整できないですが、たっぷり入ったチーズが辛さを和らげているので、そんなに辛くはないです。そしてボリューム満点です。お腹いっぱいになります。

まとめ

高円寺イチオシのタンタンメン屋さんを紹介しました。デトックスしたいときはここに行く!


retty.me

【運営報告】ブログのデザインを変更しました

固かったのやわらかいの


と、数日前から少しずつブログのデザインを変更しています。ブログ刷新計画の第二弾実施報告です。

ブログのデザイン

やわらかく、フラットなデザインに変更しています。


自分のブログの過去記事を読んでいて感じることなんですけど、固いんですよね。性格上、記事は正確に書こうという傾向が強くて、それが固さを生んでいると思っています。


でも、(おそらく)多くの人はすぐに頭に入ってくるようなやわらかい記事を求めていると思います。そういう記事を心がけていこうという思いから、デザインをやわらかいものにしました。

ブログアイコンとプロフィール画像

絵心がないので、ココナラというサービスでブログアイコンとプロフィール画像の作成を依頼しました。初めて利用しましたけど、良いサービスです。


coconala.com


ブログアイコンは藤澤俊輔さん (id:KiMONOrigaMi_Eori)、プロフィール画像はふるたさんに作成いただきました。感謝。

アバウトページ

ブログとプロフィールを説明したページを追加しました。


このブログについて - マイナー・マイナー

まとめ

ブログのデザイン変更とアバウトの充実を行いました。ブログ刷新計画はあと「はてなドメインHTTPS化後対応(過去記事修正・整理)」が残っています。これが一番重そうですね。


minor.hatenablog.com

【王様達のヴァイキング】是枝PCの天板の数字を7割解読しました

ハッカーやクラッカー達を描いた漫画『王様達のヴァイキング』が面白いです。主人公の「是枝一希(これえだかずき)」がハッカーとして成長していく過程がめっちゃ熱いです。


そんな主人公が愛用しているThinkPadの天板には数字のシールがたくさん貼られています。それらの数字が何を意味しているか、エンジニアとしては気になるところです。



これらの数字・コード・数式の解読に挑戦しました。

  • 256
  • ソースコード
  • (1 + sqrt(5)) / 2
  • 各所に散りばめられた数字
    • 9999212859999939
    • 推測
  • まとめ
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構成の特殊さに惚れる!殊能将之先生のおすすめ小説7選

殊能将之先生は主にミステリー小説を執筆していた作家です。文書の構成がとても練られているのが特徴で、ミスリードがとてもうまいです。そして、散りばめられたミスリードを次々と収束させる展開にとても魅力を感じます。


構成の特殊さに惚れる…そんな殊能将之先生の作品を7つ紹介します。


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