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転職の準備に役立つ参考書まとめ


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社会人になってちょうど5年目の節目に転職しました。実際やってみると、やっぱり転職というのはパワーのいるイベントで、入念な準備がないと大変なことになると思いました。ここでは、転職の準備に役立った参考書を紹介します。


仕事に対する現実を突きつけるような書籍です。就職を考えたとき、自分のやりがいとか理想を会社に求めがちになると思います。けれど、実際に仕事を経験すると、仕事の大半が本質ではないことが多いことに気づきます。


会社からほぼ確実に貰えるものといえば給料であって、「何のために仕事をしているか」という問いに対しては「お金をもらうため」という回答がしっくりきます。転職は給料を軸にして考えようと思った書籍です。
仕事の本質を理解すれば楽になる 『「やりがいのある仕事」という幻想』 - マイナー・マイナー



多くの場合、企業側は「会社に対してどういった貢献ができるか」という基準で転職者の選考を行います。なので、「会社に対してこういった貢献ができる」を最終回答にすることが第一原則なのだろうと思いました。


例えば、「自己紹介をして下さい」という質問に対しても、経歴を述べた後に「…ですのでモバイル分野で活躍できます」といった感じの応答を行うよう意識して書類選考や面接に望みました。本参考書はその原則に基づいた具体例がたくさん載っていました。


他人は教えてくれない 会社を辞めるときの手続きガイド

他人は教えてくれない 会社を辞めるときの手続きガイド

おそらく人の流動性の低い中小企業の場合、退職のための手続きを詳細に記述していないと思います(実際、僕の前職はそうでした)。会社は退職者に対して優しくないため、辞める行動はほぼ自力です。


この参考書は、タイトルの通り、退職のための手続きが詳しく書かれています。「退職の意思表示はいつまでにすればよいか」や「退職時に会社からもらうもの」などが書かれており、退職のための手助けになりました。


最後に
思えば大学院を修了して新社会人となった5年前の頃、「5年以内に会社を絶対辞めよう」という決意を持って働いていました。自力で転職できるだけの力を持っていなければ今後生きてはいけない、そんな危機感を持っていました。そして、その力を確認するために、転職を一度は経験しておこうと思っていました。


運の良いことに、待遇の良い会社を紹介してもらい、転職の選考もすんなりと通りました。けれど、会社を辞めるのに結構苦労しました。「今の業務の引き継ぎ計画を自分で考えろ」と言われたり、辞めるために上長を説得して回ったのは良い経験でした。自身の力を試されたイベントでした。