仕事柄,ファイルやソースコードの追加・修正・削除といった変更が多くあります.その際に,変更前と変更後のファイルでどこが変わったかを把握する必要がある場合が多くあります.これまで,変更箇所を把握するために,ファイルやソースコードを一度linuxサーバに転送してdiffコマンドを使う方法をとっていたのですが,eclipseの比較機能が分かりやすくてすごく使えたのでメモします.
サンプルとして変更前と変更後のJavaソースファイル「SampleA.java」を用意しました.
変更前
public class SampleA { public static void main(String[] args) { System.out.println("AAA"); System.out.println("BBB"); System.out.println("CCC"); System.out.println("DDD"); System.out.println("EEE"); } }
変更後
public class SampleA { public static void main(String[] args) { System.out.println("AAA"); System.out.println("CCC"); System.out.println("Difference"); System.out.println("EEE"); System.out.println("FFF"); } }
次にeclipseを立ち上げ,任意の場所にそれらのファイルをコピーします.ここでは,変更前と変更後の「SampleA.java」をそれぞれMyStudy/tmp/before,MyStudy/tmp/afterの下に置きました.
続いて,[Ctrl]キーを押しながら「MyStudy/tmp/after/SampleA.java」と「MyStudy/tmp/before/SampleA.java」を選択します.そして,右クリック→[比較]→[相互]と押すと,変更前と変更後を比較する画面が表示されます.
これはなかなか便利!また,上図の真ん中の右あたりに矢印のアイコンがいくつかありますが,これは左から右へ現在の変更をコピーできたり,次の相違へと行をスキップしてくれたりします.使いこなせると作業がサクサク進む気配です.