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『革命家の午後』悲劇な結果であっても、いくらは報われる話


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誰しもが何かしらの夢を持っていて、その夢が叶えばいいなと願っていると思います。しかし、たいていの夢は、ただ願うだけでは叶わないものです。そんな事実を突きつけるような漫画が『革命家の午後』でした。


革命家というと、社会を変えようとする夢を持って実際に行動する人をイメージします。夢を叶えるために行動した結果、悲劇になることもあると思いますが、行動した結果は後世の記録に残ったりもします。


もしかしたら、夢を叶えたことよりも、夢を叶えるために行動したことの方が尊重されるのかもしれない。そう考えると、行動した結果が悲惨であっても、いくらかは報われると思うのです。


革命家の午後

革命家の午後


革命家の午後

私は理想の中に生きてるのよ 私の人生そのものが夢みたいなものよ

人には叶えたい夢というものが少なからずあって、その夢を叶えたいと願う夢をよく見ている。夢を夢で終わらせるのか、夢に生きていくのか、そのどちらをとっても、結末が幸福であるとは限らないです。


革命家の午後2

君が最近夢見が悪いのは 何か最近後ろめたい事があるからじゃないのか?

何かしらの夢のような幸福があって、その幸福がずっと続いて欲しいと思うけれど、現実では幸福がずっと続くことはほとんどないです。時には自ら幸福を断ち切ることが結果的に救いとなるのかもしれない。


砂漠の魔女

生きていればいつか アイーダに会えるかも知れないんだ…

絶望的な状況の中では、希望に縋りたくなるのが人の性というものです。もしその希望がなければ、多少狂うことで自分に希望を持たせようとします。現実は希望とは違うという事実を忘れないことが大切です。


竹山君の日常

僕は吸血鬼だけど 君が思う様なタイプじゃないんだ

一度植え付けられたイメージを払拭することは容易ではないと思います。できることは、いずれ人として扱われることを祈って、人のような生活を継続していくことのみなのかもしれない。


雑兵敗走記

皆がよ ちょっとずつ寛容になてりゃ…こんな争いは起きなかったんじゃねえべがな

「なぜ戦は起きるのか」を考えた時、その要因には「資源に余裕が無い」というのがあると思います。資源をうまく分配できれば良いのだけれど、それはなかなかに実現が困難な夢ですね。


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