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『終わりと始まりのマイルス』の完全版が出版されました!


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鬼頭莫宏さんのファンタジー漫画『終わりと始まりのマイルス』が、完全版となって出版されました!


2009年に単行本の1巻が出版されて以来、続刊が長らく出ていなかったですが、2024年11月28日に完全版という形で出版されました。もともと1巻に収録されていた作品に加え、未収録の作品+描き下ろしの208頁が収録された単行本です。



いやー、続きをずっと読みたかった漫画だったので、Kindle でたまたま見つけたときの喜びといったらもう、すごかったです。続刊が出ることに期待を込めて、2016年にこんな記事を書くほどに待っていました。


minor.hatenablog.com


単行本の1巻が発売されてから約15年、長かったです。以降は追加された話と所感です。

追加された話

完全版に追加された話をまとめました。

タイトル 出典
第10話 もうひとつの戦闘 マンガ・エロティクス・エフ vol.58
第11話 本日戦果、二機撃墜 マンガ・エロティクス・エフ vol.59
第12話 ねむる女神たち マンガ・エロティクス・エフ vol.62
第13話 未来のお手伝い マンガ・エロティクス・エフ vol.66
第14話 海で マンガ・エロティクス・エフ vol.72
第15話 海からの風邪 マンガ・エロティクス・エフ vol.74
第16話 アニマをまとった異邦人 その1 本書書き下ろし
第17話 アニマをまとった異邦人 その2 本書書き下ろし
第18話 アニマをまとった異邦人 その3 本書書き下ろし
第19話 アニマをまとった異邦人 その4 本書書き下ろし
第20話 アニマをまとった異邦人 その5 本書書き下ろし
第21話 かりそめのエピローグ 本書書き下ろし

所感

舞台となるオービスワーヌスの世界がさらに深掘りされていて、胸が熱くなりました。神性災害の被災地といったロケーションや、意味深な新キャラクター「ルリハリ・ノマニ」が登場したり、物語はさらに広く深く面白くなっていく予感がしました。


第21話が「かりそめのエピローグ」ということもあり、『終わりと始まりのマイルス』の物語りはいったんの最終回を迎えたのではと思います。あくまでもかりそめなので、かりそめではないエピローグが今後出るかもしれないです。神性災害の詳細やルリハリ・ノマニの正体など明らかになっていないことがあるので、これらが明らかになる物語が出ることを期待します。

まとめ

『終わりと始まりのマイルス』の完全版の紹介と所感でした。世界観が素敵すぎる名作だと思っています。できれば続きも出してほしいです。