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大学院で学んだ大切な4つのこと


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なんとか無事に修了できました.


2年間の大学院生活はとても強烈でした.うまくいくことなんてほとんどなく,むしろ失敗や効率の悪いことばかりしていました.そのため,なかなか研究は前に進まず,時間に追い込まれた生活をするようになりました.僕の実力の無さに心身が疲労し,なんどもやめようと思いました.けれど,それを思いとどまったのは研究室のみんなのおかげでした.今,僕がやめたらみんなに迷惑がかかる,そんな一心で駆け抜けた2年間でした.


そんな生活の中で学んだ大切なことを4つまとめました.いろいろと思索した結果,次の4つが一番身にしみたと感じます.


費用対効果を考えて行動する
研究室に配属されて,一番最初に先生から教わったことが費用対効果だった.研究は自分のペースで行うものだと思っていたのだが,外部からお金を調達している研究室では研究成果を企業に提出しないといけない.そして提出の締め切りに間に合わせるためには自分のペースではなく企業のペースに合わせなければならなかった.そのためには時間やお金などの資源を効率的に動かして効果を生む必要があり,その意識が少しは身に着いたと感じます.


次に繋がるようなデータベースを作る
例えば論文で研究成果を発表するとき,最初は1枚もの,次に4枚もの,そして査読付き論文というように提出する場合がある.それぞれにおいていちいち文章を書いていたのでは効率が悪いので,例えば1枚ものの文章の一部をそのまま4枚ものへと写すようなことをする.そのため,文章やプログラムなどは後に使用することを考えて書くことが大切だと感じました.また,チェックリストやマニュアルを作成して,作業の仕組み化を心がけるようになりました.


人生は公平でないことに慣れる
あたりまえなことではあるけれども,研究室や研究テーマごとにやるべきことや求められる質が違うので,人によって忙しさは違う.僕の場合,海外企業との共同研究のため次から次へとやるべきことがあったので,研究室にほとんど来てなくても単位がもらえる人をみると,自分の状況に理不尽さを感じた.けれど,人生は公平ではないという言葉を聞いたとき,理不尽さでイライラを募らせるのは無駄だと感じました.大切なのはそれに慣れることです.


努力をし続ける
研究室内の同期に,天才が二人いた.研究室に配属された当初は二人のレベルが分からなかったけれども,二人のレベルは時間が経てばたつほど実感され,ある時,僕と二人との間に大きな差があることに気づいた.この差はこれまでの生き方に起因しているものであり,そのレベルに追いつけていない僕は,とにかくすごく悔しかった.これまでの生き方を本気で反省した.これ以上の差は縮まることはないけれど,せめてこれ以上引き離されないように努力し続けようと決意しました.


なりゆきで進学した大学院でしたが,振り返ってみると自分にとって大きなプラスとなった2年間だったと思います.理不尽な作業量を乗り越えた時の達成感,理論値と実験値が一致するというおもしろさ,成果を認められた時のうれしさ,そのどれもが失敗や苦労を経験しなければ得られなかったもののように思えます.そして,これらの感動はみんなの支えがあったからこそ得られたものです.


試練を与えてくださった先生,つらいときに支えてくれた研究室のみんな,そして2年間の生活を支えてくれた両親に深く感謝します.