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隠れた名作の発掘が生きがい。

『よっけ家族』こんなん読んだら、三重にUターンしたなるやん!


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とある夫婦が急な転勤で三重に引っ越しすることになります。引っ越し先は妻の実家で、そこにはすでにたくさんの家族が同居していた…そんな漫画が宇仁田ゆみ著の『よっけ家族』です。


タイトルに含まれている「よっけ」は、三重弁でいう「たくさん」の意味です。田畑が広がる三重の田舎で、ひとつ屋根の下に4世代10人以上が暮らします。


田畑でトマトやカブなどの野菜を育てたり、子どもたちの横着さに手を焼いたり、そんな何気ない田舎の生活風景に心が癒されまくりです。三重の田舎に住む人々にとってはありきたりな日常が、こんなにも魅力的に感じるのはどうしてだろうか…それは、都会の生活に疲れている証拠かもしれない。



あんなに東京に住みたかったんは なんやったんやろなあ…


田舎あるあるですが、田舎は車がないと生活できなかったり、娯楽が少なかったり、仕事が無かったりなど、都会と比較して不便なところが多々あります。そんな不憫な生活を脱出して都会で暮らす人も多いと思いますが、いざ都会で暮らしてみると、田舎の生活が恋しいという話もよく聞きます。


たしかに、都会は便利なことが多いのですが、かわりに心の余裕というものを犠牲にしている気がします。

  • 交通機関は充実していますが、通勤ラッシュで疲弊します。
  • 娯楽は多いですが、逆に多すぎて疲弊します。
  • 仕事は多いですが、いつも競争しているような雰囲気にやっぱり疲弊します。


適当に仕事して、朝と夜はみんなで食卓を囲んで、うちで採れた野菜を食べる。今思えば、そんな生活に心が満たされていた気がします。物質的な豊かさよりも、心の豊かさを望むのであれば、田舎暮らしのが良いのかもしれない。

あぁ、Uターンしたい。。