発熱するマイナー魂

隠れた名作の発掘が生きがい。サブカル作品の感想とIT技術メモ中心のブログです。

漫画

過激な法律によってもたらされる様々な正義『トリガー』

ある一部の選ばれた人が、拳銃で人を殺めることが許される「射殺許可法」。 そんな法が適用された社会で様々な正義が示される物語が『トリガー』です。板倉俊之さん原作の小説で、漫画版は武村勇治さんが作画をされています。漫画は5巻完結です。 舞台は国王…

『バテリバイス 人間電池と砂の巨像』電力を生み出す人々の住む世界…素敵です

人間が発電する。 そんな世界を描いた漫画が千賀史貴さんと赤岸Kさんの『バテリバイス 人間電池と砂の巨像』です。2巻完結です。 舞台はとある島。そこには王都を中心に四つの「農園」が存在します。農園には体内で電気を生み出して体外に出力することがで…

改竄は犯罪か…『犯罪王ポポネポ』のタイトルの回文がすごい!

『犯罪王ポポネポ』は小路啓之さん著のクライム×ギャグ漫画です。4巻完結。 ある善良な少年「マルキ」が陰謀に巻き込まれ、凶悪犯も怖がる犯罪王「ポポネポ」と間違われて逮捕されます。そして海上刑務所に収監され、そこで囚人達と暮らすことになる…という…

『兎が二匹』不老不死の寂しさ描写がつらい…つらすぎる…

胸が張り裂けそうになる具合、すごい… 不老不死系の漫画を今までいくつか読んできましたけど、山うたさんの漫画『兎が二匹』は胸が張り裂けそうになる具合が群を抜いて一番ですね。。こんなにも不老不死系のせつない漫画があっただろうか? 不老不死の女性「…

【ヒナまつり】三嶋瞳の仕事ぶりをまとめました

ついにアニメ化が決定しましたね、ヒナまつり! 笑いあり、涙あり、仕事ありの漫画でめちゃくちゃ面白いですよね。ヒナと新田の共同生活で笑い、アンズの天使さで涙し、そして三嶋瞳で仕事のつらさを実感する、そんなバランスのとれた漫画だと思います。 仕…

『不死身ラヴァーズ』消滅系女子「長谷部りの」の一覧表

主人公と両想いになったら消える。 そんな性質を持つ彼女を描いた漫画が高木ユーナさんの『不死身ラヴァーズ』です。別冊少年マガジンで連載していた隠れた名作です。 主人公の「甲野じゅん(こうのじゅん)」は「長谷部りの(はせべりの)」のことが好きで…

『銀河は彼女ほどに』滅亡系女子と一緒に過ごす非日常

胸が苦しくなると隕石を降らせる。 そんな性質を持つ彼女を描いた漫画が高木ユーナさんの『銀河は彼女ほどに』です。彼女の機嫌を損ねないようにしないと人類が滅亡してしまう物語です。2巻完結。 主人公の「人(じん)」は同じクラスの「大石阿智(おおいし…

『少女終末旅行』と『BLAME!』の共通点

荒廃した階層都市を2人の少女が旅をする… つくみずさんの漫画『少女終末旅行』が熱いです!文明が崩壊した世界を少女達が旅をする。そして、旅中で人類が存在した形跡を見つけては感傷に浸る。そんな展開がたまらないです。 そして、『少女終末旅行』を読む…

『機械仕掛けのメルディーナ』巨大な機械と北欧美女という至高の組み合わせ

機械大好き。人間嫌い。 ただし美少女!が登場する漫画が宮ちひろさんの『機械仕掛けのメルディーナ』です。スチームパンク感の漂うSFです。2巻完結。 舞台は機械技術が発展したロシアの風土を感じる街。そこに住む「メルディーナ」は機械の処分場で大きな機…

『黒街』最終回に煮え切らなさを感じるブラック(バイト)ユーモア

ゾンビ、怪物、邪神…そんな怪異が徐々に街にあふれてくる漫画が小池ノクトさんの漫画『黒街』です。ブラック(バイト)ユーモアあふれる話が面白いです。3巻完結。 主人公は高校生の「幸一」。父と二人で「黒街」で暮らしており、ある理由により学校をサボっ…

『放課後カタストロフィ』オカルトがそろいもそろって滅亡活動

恐怖の大王、イルミナティ、魔術教団… そんなオカルトな存在がわちゃわちゃと集まる漫画が『放課後カタストロフィ -Re:THE END of the end-』です。原作は猪原賽さん、作画は平尾リョウさんです。3巻完結。 「1999年7の月に恐怖の大王が現れる」と予言したこ…

会社に行きたくない時に読むと元気でる『ひとり暮らしのOLを描きました』

日曜日の夜になると、よく分からない震えが出ますよね。 「会社行きたくない…」「また休日を無駄に過ごした…」そんな憂鬱な気分からくるよく分からない震えです。全日本もう帰りたい協会の会員の方々は、きっとこの症状に共感を覚えるはず! そんなあるある…

『ネの國の雲』匿名が作り出すアンダーグラウンドな怖さ

インターネット上には「匿名」という怖さがありますよね。何者か分からない誰かが何かを書いている、そんな怖さです。 掲示板やチャットで書いた文章があたかも総意となって振る舞うとき、インターネットの持つ力と恐ろしさを同時に感じたりします。そんな恐…

SNSの行き着く先は相互監視社会『ディス魔トピア』

間違った方向に進んだ高度情報化社会って、なぜか心踊りますよね。 お互いがお互いを監視しあう近未来社会を描いた漫画が里好さんの『ディス魔トピア』です。タイトルから察する通り、ディストピアのジャンルに分類されるような内容です。 舞台は「キズナト…

記憶を飛ばす勇気ある?『アイリウム』

記憶を飛ばす、そんな状態を意図的に作り出せたら… 飲んでから24時間分の記憶をなくす薬「アイリウム」。そんな薬をテーマにした漫画が小出もと貴さんの『アイリウム』です。1巻完結、全7話のショートストーリーです。 記憶を無くすなんて怖くてできないです…

心理学入門漫画『サイコろまんちか』で日常生活を面白く

心理学を生活の中で応用している人、かっこいい! 心理学を使って高校生活をエンジョイしようとする漫画『サイコろまんちか』が面白いです。ヒロインの「伊東」が幼なじみの「阿部」を誘って心理学研究部を立ち上げてなんやかんやする青春コメディです。 基…

【賭ケグルイ】指切りギロチンで刃が落ちる確率は?

『賭ケグルイ』の第7巻、めっちゃ面白いっす! 個人的には今までの勝負の中でいちばんの出来かと。シンプルかつクレイジーな内容が面白すぎて思わず3回ほど読み返しましたよ。生志摩妄いいよね! 勝負の内容は、ギロチンの刃の落下先に置いた指を早く引いた…

『紫色のクオリア』シュレディンガーの猫が出てくる系作品の最高峰

2000年代といえばアニメや漫画で「シュレディンガーの猫」が流行った年かと思います。 主にパラレルワールドな展開を見せる作品でよく見た記憶があります。並行世界の原理の説明に「シュレディンガーの猫」の思考実験を用いるのが便利なのと、中二っぽい音感…

『ベントラーベントラー』外星人のトラブル対応力がすごい

日本語の理解できる外星人がいたら、きっと日本人より良い対応をするよ。 地球外星人が地球で暮らせるようになった社会で、ときどき起こる外星人がらみの問題を解決する。そんなSF漫画が野村亮馬さんの『ベントラーベントラー』です。 地球外星人が何か問題…

『エンバンメイズ』どうあがいても絶望な状況へ誘う快感

ダーツ×心理戦 この組み合わせが最高に面白い漫画が田中一行さんの漫画『エンバンメイズ』です。ダーツを狙ったマトへ確実に当てる技量を持ったプレイヤー同士が大金、ときには命を掛けて戦います。 ダーツバトルは通常ルールではなく特殊なルールが加わりま…

因果応報を学ぶおとぎ話『ホブゴブリン 魔女とふたり』

この女の子がホブゴブリン?! つばなさんの漫画『ホブゴブリン 魔女とふたり』を読んでゴブリンのイメージがガラッと変わりました。どうやらゴブリンにはいろんな種類があって、中でもホブゴブリンはひそかに家事を手伝う妖精のことを言うそうです。 森の中…

『春と盆暗』よく分からない妄想を理解する青春ストーリーが素敵

モヤモヤしたら、月面に道路標識を放り投げるとか いろんな妄想を人はするけれど、その妄想は他者から見たらよく分からないものだったりします。けれどもその妄想を理解できた時、お互いの距離が一歩近づけたような関係になったりします。 妄想を理解してお…

【波よ聞いてくれ】ただただ挽回したいという企画が熱い!

『波よ聞いてくれ』の第三回のラジオ放送が熱いです! 『波よ聞いてくれ』は、カレー屋で働く女性(鼓田ミナレ)がとあるきっかけにより札幌のラジオ局でパーソナリティを務めることになる漫画です。ミナレの自己主張の強い性格とボキャブラリーが豊富な言い…

夢魔ブーム到来中?連載中のサキュバス系漫画 4選

最近読んだ漫画に何か共通点があるなーって思ったら、サキュバスでした。これは人々(主に男子)が無意識にサキュバスを求めている証拠ではないか!? そんなわけで(?)、2016年1月現在連載中でサキュバスが登場する漫画を4つ紹介します。 憂鬱くんとサキ…

『インコンニウスの城砦』この科学ファンタジー・スパイ漫画がすごい

ファンタジー世界であっても科学技術と産業で人々が生活しているのであれば、そこにスパイが生まれるのは必然です。 科学ファンタジー+スパイの組み合わせが面白い漫画、それが野村亮馬さんの『インコンニウスの城砦』です。この組み合わせ、今まで見なかっ…

気分が晴れない時に読む漫画『憂鬱くんとサキュバスさん』

気分が晴れなくて何もしたくない…そんな憂鬱な状況にたびたびなりますよね。 そんな時に「がんばれ」ではなく「がんばったね」と、そっと寄り添ってくれるパートナーって最高だと思うんです。漫画『憂鬱くんとサキュバスさん』に出てくるサキュバスさんが、…

『このマンガがすごい! 2017』の1位が完全に予測できなかった件

『このマンガがすごい! 2017』の1位が『中間管理職トネガワ』のようです! たしかにKindleストアでよく見かけるタイトルであり、話題になってきているのかなという空気を感じていましたが、まさか1位とは…そんなに面白いのかよ! というわけでさっそく読ん…

『シリウスの痕』少女型サイボーグは人間の心を思い出すか

サイボーグというと痛みがないイメージがあります。 けれども、肉体を失ったことによって分かる痛みというものがあると思います。人間ではなくなったことによる喪失感みたいな痛み、それがひとつのテーマにあるような漫画が『シリウスの痕』です。 『シリウ…

『百舌谷さん逆上する』ツンデレの裏に隠された感動的な何か

ツンデレなヒロイン(百舌谷さん)に振り回される人々を描いた漫画、それが『百舌谷さん逆上する』です。 この漫画で言うツンデレとは「ヨーゼフ・ツンデレ博士型双極性パーソナリティ障害」のことで、誰かと仲良くしたいとか思った時に普通の人とは逆に攻撃…

迷走中の30代におすすめ!松本次郎先生の名作漫画、10選+1

松本次郎先生の大ファンです。気がつけば漫画レビューも10記事ほど貯まりました。 松本次郎先生の漫画に共通して通じる特徴と言えば、「混沌とした世界で迷走する」ところにあると思います。荒廃したビル、混乱した人々、暴力とエロス、それらが織り交ざった…